「猫の餌の回数って1日何回がいいのかな。」
「1日2回くらいと聞いたことがあるけど、実際はどうなんだろう。」
「猫の餌の回数を間違えると猫の体調に悪いことが起きるんですか?猫の餌について正しい回数を教えてほしい」
このような悩みを解決します。
【本記事の内容】
- 猫の餌の回数が1日2回は間違いです
- 猫の餌の回数が守れない人は自動給餌機を使おう
私は現在ラグドールを飼育しています。
本記事の内容は、私が実際に猫を飼育した経験をもとに書きました。
「猫の餌の回数は何回にするべき?ごはんの時間って決まっているのかな?」
猫を飼育して間もない・猫を初めて飼う人にとっては餌の回数や時間はどうすればいいかわからないですよね。
私も最初は「朝と夜の2回」あげていました。
もちろん、餌の量も適当でした…。
結論から伝えますと、猫の餌の回数や時間は決まっていません。
とはいえ、猫も生き物ですので適した時間や回数があります。
なので今回は、猫の餌の回数と時間について紹介します。
「1日に何回も餌を上げるのが大変だ!!」という方への解決方法も書いておきますね。
記事を読み終えた時には、猫の餌の回数や時間がわかるようになりますよ!
猫の餌の回数が1日2回は間違いです‼理想の時間や回数を紹介します
猫の餌の回数が1日2回は間違いです
猫の餌の回数は一般的に朝と夜の2回といわれていますよね。
ですが、1日2回は間違いです。
結論は「餌をあげる時間に決まりはない」です。
具体的には、猫の餌は「年齢に合わせて1日2~5回」あげましょう。
猫によっては食事の回数をおおざっぱに決めても良いのですが、猫の健康面を考えるとよくありません。
猫は狩りをして獲物をとらえる生き物です。
ごはんを蓄えておいて、後から満腹になるまで食べるなんてありえません。
食事の回数や量は狩りの成果によって決まるため、そもそも猫の餌に適量はないのです。
ですので、飼い主の方があげられる時間に必要な量をあげるのが正解になります。
しかし、猫のごはんの回数を適当に決めるのは良くありません。
意識するポイントが2点あります。
- ごはんの時間の間隔をなるべく一定にする
- 室内飼いの場合はなるべく毎日同じ時間にあげる
まず、食事の間隔が開いていると猫にとって良い食事ができません。
また、飼い猫は食事の時間を覚えてくれます。
狩りをしない室内飼いの猫に限り、餌の時間は決めてあげましょう。
生活の中で食事の時間が変わるとごはんを食べてくれなかったり不健康な食べ方をしてしまいます。
猫の餌の回数には気をつかってあげましょう。
猫の餌の回数は不定期が基本
猫の餌の回数が1日2回は間違いです。
理由は猫の習性を考えるとわかります。
猫の餌の回数が1日2回といわれた理由には、猫が狩りをする時間が考えられます。
猫が狩りをする時間は「早朝と夕方」、つまり獲物が巣穴付近で活動する時間と同じです。
猫の習性を考えれば、朝と夜にごはんを食べるのは適しているのですが、食べるペースに問題があります。
猫は本来、獲物をとらえたら時間をかけて少しづつ食べる動物で、餌を蓄える習性はありません。
そのため、一度に大量のごはんを食べることに向いていないんです。
猫の食事の回数が1日2回だと、食事までの間隔が長すぎるので良くないといえます。
食事間隔が長いと体に悪い理由は以下のとおり。
- ストレスや低血糖の原因になる
- 餌を急いで食べる
- 大食いになる
猫の胃は牛や馬などの草食動物にくらべてとても小さく、一度に食べられる餌の量が少ないです。また、猫は空腹状態が長くなるとストレスがかかったり、低血糖を起こす可能性があります。
早食いが起こると血糖値の急上昇や食べづまりを起こし、糖尿病や吐き戻しの原因になるんです。
また、猫の胃腸は細長く小さいので少量を何回も食べるのに向いています。
猫が一度に大食いをしてしまうと胃腸へ負担がかかってしまうことも。
7歳を目安に胃腸の機能が弱まるのでシニア猫の餌の回数はなるべくわけてあげましょう。
猫の餌の回数と時間はこれが理想です
猫の餌の回数と時間は、年齢に合わせて選ぶのが良いでしょう。
目安は以下をご覧ください。
- 子猫は3~5回
- 成猫は2~3回
- 高齢猫は4~6回
子猫や高齢猫は、胃腸の機能が未発達・弱っているので回数を増やすのが基本です。
猫は餌を食べる時、自分に必要な分を必要なときに食べる生き物。
なので1日分のご飯を一度に与えても大丈夫でしょう。
しかし、食いしん坊や去勢済みの猫などは、食欲が旺盛で一度に食べきってしまいますよね。
猫にとって大食いは危険なので、回数を増やして病気を防いであげましょう。
猫の病気を防ぐのは、飼い主の責任でもあります。
反対に、回数を増やしたことで吐き戻しが改善したり水を飲む回数が増えたという例もあります。
水をたくさん飲むことで尿路結石の予防にもなったそうです。
ちなみに、食事の回数を増やしても1日にあげる餌の総量が増えるわけではありませんよ!
1日に必要な食事量を回数分にわけて与えてくださいね。
たくさんごはんをあげてしまうと、みるみる太って肥満や栄養失調などの病気になります!!
最適な餌の量が知りたい方はこちらの「猫の1日に必要な餌の量を計算する方法。猫に合わせて解説します」を読んでください。
猫に餌の時間を決めましょう
ここまで、猫の餌の回数についてお話させていただきました。
次は猫が餌を食べる時間を解説します。
ぶっちゃけ、一定の間隔であれば何時でもいいです。
ですが、猫の餌の回数は年齢に合わせて
- 子猫は3~5回
- 成猫は2~3回
- 高齢猫は4~6回
と解説したので、解説した回数をベースに決めてみました!
まずは「子猫の餌の時間」
- 8:00(1回目)
- 12:00(2回目)
- 16:00(3回目)
- 20:00(4回目)
- 24:00(5回目)
子猫は消化器官や胃腸が未発達なので、食事の回数は多めにしてあげましょう。
つぎに「成猫の餌の時間」
- 8:001(回目)
- 16:00(2回目)
- 24:00(3回目)
成猫は自分のペースで食べられるので回数は少なくても平気です。
食べ過ぎる猫の場合は、回数を増やしましょう。
さいごに「高齢猫の餌の時間」
- 8:00(1回目)
- 11:00(2回目)
- 14:00(3回目)
- 17:00(4回目)
- 20:00(5回目)
- 23:00(6回目)
高齢猫は消化器官が衰えているので一度に食べられる食事量が少ないです。
なので子猫と同様に回数を増やしましょう。
猫は高齢になると食欲も衰えるため、時間にこだわりすぎるのは避けたほうが良いです。
高齢猫の餌の回数や時間は、猫が食べられるときに食べさせてあげるのが正解かもしれません。
猫の餌の回数が守れない人は自動給餌機を使おう
「猫の餌の回数は分かったけど、その時間に家にいません!」
というかたは多いですよね。
むしろ、時間に余裕がない人のほうが多いのではないでしょうか?
もしも決まった時間に餌をあげられない方には自動給餌機が良いでしょう。
自動給餌機であれば外出中でも決まった時間に餌を与える事が可能です。
カメラ付きで猫の様子を観察できるものもありますし、ウェットフードに対応したモデルもあります。
仕事で家を空けていても、勝手に決まった量の餌を出してくれる!
猫にとっても健康的なタイミングでごはんを食べられるのでうれしいですね。
猫の餌の回数を守るのが難しい方はぜひ使ってみてください。
まとめ
今回は猫の餌の回数や時間について紹介しました。
この記事の内容
- 猫の餌の回数には決まりがない。
- 猫の餌の回数は年齢に合わせて1日2~6回が目安。
- 猫の餌の時間は一定の間隔にする。
- 基本的に毎日おなじ時間にあげる。
- 忙しい人は自動給餌機がおすすめ
この記事を読めば猫の餌の回数や時間に迷う必要がなくなるかと。
ただし、今回紹介したのは基本的な目安です。
猫によっては合わない場合があるので参考程度にご覧ください。
飼っている猫ちゃんのためにも、猫の餌の回数は飼い主であるあなたが決めてあげましょう!
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