
どうも潤です。
ラグドールを飼育しています
「猫の餌入れの高さってどれくらいがいいんだろう。低すぎると良くないとは聞いたことがあるけど、どの高さが良いのかはっきりさせたい。ついでに、オススメの商品を知れたら良いなぁ」
このような悩みを解決します。
・猫の餌入れのオススメの選び方
ちなみに、ぼくの飼育しているラグドールはこちら
この愛おしさ、
なんとかならないか…? pic.twitter.com/d74p6yXTuR— ラグドール禅 (@zendoll22) September 8, 2020
すこし大きい猫なので、市販の餌台の高さでは基本的に合いません。
なので、猫に合わせた高さに自分で調節しています。
みなさんには、自分が飼っている猫ちゃんにあった高さにできる方法をお伝えします。

ここから本題です
猫の餌入れの高さって、わざわざ意識しませんよね?
「猫のごはんなんで床で食べてもお皿で食べても変わらないよ」という人も多いと思います。
でも猫にとっては大切なんです。
僕が餌入れの高さを意識したのは、ウチの猫が餌を食べたあとに

「ゴクン、ゴクン」
としゃっくりしていたからです。
原因は、餌入れの高さが低かったから。
餌入れの高さを変えることで改善したのですが、それまでは高さなんて意識していませんでした。
例えば、
- 餌を吐き戻してしまう
- 飲み込みづらそうにしている
- 高齢の猫である
などの場合は餌入れの高さを考え直すべきでしょう。
猫に最適な餌入れの高さは食べている姿勢でわかります
猫には最適な餌入れの高さがあります。
これは、厳密に何センチと決まっているわけではありません。
飼っている猫によって身体の大きさも足の長さも違うので、餌入れの高さも猫に合わせて設定してあげることが必要です。

簡単な方法をお伝えしますね。
猫に適した餌入れの高さは首を曲げないくらい
正しい猫の餌入れの高さは、猫が首を曲げない程度。
いまいちピンときませんね。
要するに、猫が食べるときに「真下を向いているか、向いていないか」が大切なんです。
ここでみなさんは「顔の向きなんて関係あるの?」と思ったはず。

ぼくら猫は「姿勢が悪いときに食べ物をうまく胃まで運べない生き物」なんです
猫の食道は、口から胃腸までまっすぐ一本の線のようにつながっており、食べたものをまっすぐ胃腸まで運びます。
いっぽうで、ウシやヤギなどの草食動物は曲がりくねった食道を持っています。
そのため食べたものは複雑な食道を通って胃腸へ届きます。
草食動物は、複雑な食道内で食べ物を移動させるのに慣れていますが、猫は食道がまっすぐなので、複雑な通り道で食べ物を運ぶのに慣れていません。
みなさんの飼育している猫が
- ごはんを吐き戻す
- うまく飲み込めずにしゃっくりしている
などをしていたら要注意!
もしかしたら、猫が食べ物をうまく運べずに困っているかもしれません。
ちなみにウチの猫は食べ物を飲み込むのが上手ではなく、ごはんを食べるときは常に苦しそうでした。

そういった猫を手助けするためにも、飼い主が行動してあげましょう。
餌入れの高さが合わないと不健康につながる
キャットフードを人間のお皿に入れている・餌入れを床に直接おいている。
という経験はだれしもあるでしょう。
しかしさきほど伝えたように、餌入れが低いと猫の食道が曲がってしまいます。
これでは、食べ物の逆流や吐き戻しの原因に…。
また、低い位置での食事はお腹を圧迫します。
猫は低い場所にあるものを食べるときに、足を折り曲げてかがみますよね?
このときにお腹が地面についているようであれば要注意です。
猫にとっては、あまり快適な食事環境とはいえません。
実は、餌入れの高さが不足しているとフードの食べ残しにつながるんです。

猫は「食べるのがしんどいなぁ」と思ったら食べるのをやめてしまうよ
また、物理的に届かないのもマズイので、餌入れの高さはシビアに考えましょう!
そして、高齢の猫を飼育しているあなたにお聞きします。
「猫の食べる姿勢を悪くして関節に負担をかけていませんか?」
前かがみの姿勢は、シニアの猫にとってしんどい体勢です。
食事は毎日行うもの、食べるたびに関節を消耗していたら…。
日々の積み重ねであとから大きな事が起こってしまうかもしれません。
猫に最適な餌入れの高さにする方法
結論をいうと「猫の頭が胃より下がらない高さにしましょう」です!
餌台の高さを検索してみると、
「5~8cmが最適だ!」
「1~3cmでは低すぎる!」
といった、具体的な数字が、正直どの猫にも当てはまるものではありません。
それよりも、高さを選ぶときの”公式”を覚えてしまいましょう!
そうすれば、猫が成長しても、新しい子猫を迎え入れても対応できます。
- 猫の首が曲がりすぎないこと
- 猫が前かがみにならないこと
がわかっていれば、あとは飼っている猫ちゃんに合わせて高さを変えるだけです。
猫ちゃんにごはんをあげて、それを横からのぞいてみてください。
まずは猫に興味をもって観察することが大切です。

猫の頭が胃より下がらない高さ
高さの調節は家にあるものでOK
わざわざ食器台を買わなくても、雑誌や空箱などで高さの調節が可能です。
どの家にも大抵置いてあるもので、餌入れの高さ問題は解決します。
高さを変えて試していくと、猫が好きな高さがわかってきますよ。
見た目や機能にこだわりたい方は食器台を購入してもよいでしょう。
いろいろなデザインの物があるので、お部屋の雰囲気を壊さないもの・気に入ったデザインのものが見つかるはずです。
猫の餌入れのオススメの選び方
猫の餌入れには選び方があります。
それは人間ではなく猫を基準に選んであげることです。
その基準として
- 猫が食べやすい形状にする
- 素材で選ぶ
- 猫の癖で選ぶ
というポイントを意識すると良いでしょう。
形状でいえば、
- 深すぎず浅すぎないもの
- 首を曲げすぎないもの
- 安定性のあるもの。
素材でいえば、
- 陶磁器製のもの
- ステンレス製のもの
- プラスチック製のもの
猫の癖でいえば、
- 食べこぼし・早食いを防げるもの
というように、猫用の餌入れはそれぞれに選ばれる理由があります。
これらのポイントを踏まえた上で、おすすめの餌入れについて分かる記事がありますので気になる方はみてください猫の餌入れのおすすめを紹介します【飼育者の経験から徹底的に解説】

ということで、今回は猫の餌入れの高さについてお話しました
あまり気にしないテーマであるため、知らない人が多いのも事実です。
それでも、神経質な生き物である猫にとって、餌台の高さは大事なこと…。
飼い主が意識して改善してあげましょう。
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