
ラグドールの禅です

飼い主の潤です
「ラグドールの平均寿命はどれくらいだろう」
「長生きしてもらうために飼い主はなにをすればいいの?」
このような悩みを解決します。
この記事を書いている僕はこんな人です
- ラグドールを飼育している
- 大学では農学部に所属し生物学を専攻していた
- 動物を学び始めて6年目のちょっと詳しい人!
この記事では、ラグドールの平均寿命や長生きのために飼い主ができることについて解説していきます。
経験談から記事を書いていますが、寿命には個体差があるので参考程度にご覧ください。
ラグドールの平均寿命は14〜16歳
大型猫種は猫種全体でみると短命といわれています。
その中でもラグドールの平均寿命は14~16歳。
ちまみに猫全体の平均寿命が約15.3歳。
そう考えると、ラグドールの寿命は猫種全体でみても平均的ですね。
ラグドールに限らずですが、ペットを飼うときには平均寿命を知っておくことをおすすめします。
寿命を知ってしまうと悲しい気持ちになるのはわかりますが、それと同時に「1日1日を大切に過ごそう」という気持ちにさせてくれるものです。
ラグドールが大型猫種の中でも長命なのは完全室内飼い猫だから
大型猫種のなかでラグドールの寿命が長いのは、
- 飼育環境
- 性格
が関係しています。
そのなかでも大切なのが完全室内飼いということ。
ラグドールは激しい遊びを好まない大人しい性格のため、野外の生活にはあまり適していません。
そして、激しい遊びを好まないラグドールにはこんな特徴があります。
- 狩りが得意ではない
- 活動的でないため外敵に弱い
このような特徴から、ラグドールは室内飼いがいいのです。
完全室内飼いであれば
- 気温差
- 天候
- 騒音
といったストレスもなく過ごすことができますからね。
これは、猫のストレスや病気の発生を減らすことにもつながります。

禅くんにも完全室内飼いで生活してもらっています
ラグドールの寿命を伸ばすためにできる5つの行動
こちらです
- 高タンパク・高カロリーな食事
- 適度な運動
- こまめなブラッシング
- 去勢・避妊手術
- 定期的な健康診
それぞれ「どうしてやる必要があるのか?」を理解することが大切です。
意味を理解したうえで実際に取り組んでみましょう。
ラグドールの寿命を伸ばすには高タンパク・高カロリーな食事が必須
ラグドールの特徴であるがっしりとした体を支えるには、高タンパクな食事で筋肉をつけることが必要です。
また、ラグドールは成長が遅く子猫の期間が長い猫種。
子猫期間は栄養補給が大切なので、そういった意味でも高カロリーなごはんを食べさせてあげましょう。

ラグドールの子猫期間は3年程度
ちなみに、去勢・避妊手術をしている場合はすこし状況が変わります。
手術をした猫は太りやすくなるため、カロリーオーバーに注意して「去勢・避妊した猫専用のご飯」に切り替えましょう。
飼い主がごはん選びからしっかり考えてあげることは、ラグドールが長生きすることにつながります。
ラグドールの寿命を伸ばすには適度な運動が必要不可欠
激しい運動を好まないラグドールはあまり積極的に運動をしないといわれています。
なかでもラグドールのメスは気分屋な性格をしている子が多く、おもちゃに飽きて遊ばなくなることもあるようです。
それなのに、運動不足がつづくとこんな事態になることも。
- 肥満
- ストレス
- 肥満・ストレスが原因で起こる病気
少しでも長生きして欲しいなら、面倒くさがらずに飼い主が遊びに誘ってあげましょうね。
ちなみに、僕が飼育しているラグドールの禅はめちゃめちゃ遊びますが、体力がめちゃめちゃ少ないです。
しばらく遊んでいると「ハァハァ」と息を切らしています。

体力がめちゃめちゃ少ない
それから、
- キャットタワー
- ひとりで遊べるおもちゃ
があると便利ですよ。
これらがあると飼い主がいなくても運動できるのでかなり重宝します。
特にキャットタワーは、棒でパワフルに登り降りしたり、段差をジャンプしたりと運動になるすぐれもの。
可能なら設置することをおすすめします。
もしキャットタワーが家に置けない人は階段を利用して遊んでもらうのも良いですね。
ラグドールに限らず室内飼いの猫にとって運動は超重要です。
猫本人が運動をしないことも多いので、飼い主が意識して取り入れてあげる必要があります。
ラグドールは好奇心が旺盛な性格なので、環境さえ整えてあげればのびのびと遊んでくれるはずですよ。
ラグドールの寿命を伸ばすにはこまめなブラッシングが必要
ラグドールは毛が長いので、定期的なブラッシングが大切です。
ブラッシングの効果は絶大で、
- 毛球症の予防
- スキンシップによる病気の早期発見
- 猫のストレス解消
など猫にとってありがたいことばかり。
継続することで、ラグドールの寿命にも大きく関わってきます。
毛球症はラグドールがかかりやすい病気のひとつで、毛づくろいによって飲み込んだ毛が体の中で毛球となり、胃や腸の中に詰まってしまう病気です。
ラグドールは毛が長いため、1回の毛づくろいで飲み込む毛の量がほかの猫より多くなります。
ようするに、ラグドールはそもそも毛球症になりやすい猫種なんです。
猫のためには毎日ブラッシングをしてあげるようにしましょう。
難しい場合は週に3回くらいからはじめるといいですよ。
飼っている子が「ブラッシング嫌い」なら、おもちゃで気を逸らしながらブラッシングするなどの工夫が必要です。
ラグドールの寿命を伸ばすには去勢・避妊手術した方が良い
去勢・避妊手術をするメリットはこちら
- 病気の発生率が低下する(特に生殖器系の病気)
- 発情期に伴うストレスの回避など
正直、長生きしてもらうという点において去勢・避妊手術をしない手はないです…。
繁殖を考えていないのであれば、発情期を迎える前に手術をしてあげましょう。
手術のタイミングはかかりつけの獣医さんに相談するのがベスト。
ちなみに禅くんの去勢手術は生後12ヶ月の時でした…。
一般的な猫ちゃんは3〜6ヶ月で去勢するみたいです。

1歳のバーズデー直前で種なしになりました…

ここだけの話、手術するのがはやいほど「子猫の顔のまま大人になる」みたいですよ。
ラグドールの寿命を伸ばすには定期的な健康診断が大切
なるべく毎月検査を受けた方が良いです。
子猫の時は抵抗力も弱いのでこまめに健康診断しましょう。
成猫になったあとは年1回以上の頻度で検査を受けることをおすすめします。
7歳以上になると老化によって免疫力が低下していくので、年2回以上は健康診断を受けましょうね。
定期検診をしなくても、簡単な健康チェックは日頃のスキンシップの中でもできます。
毎日、嫌がられない程度になでたりブラッシングをすることが大切です。
ラグドールの平均寿命を知って、あとから後悔しないようにしましょう
今回はラグドールの寿命についてお話しました。
大型猫種であるラグドールの平均寿命は14〜16歳で、猫全体の平均寿命とあまり変わらないのが特徴です。
高タンパク・高カロリーなフードや定期的な運動、健康診断によって病気の発生率を下げたり病気の早期発見につながります。
また、繁殖の予定がない場合は、去勢・避妊手術を行いましょう。発情期によるストレスや生殖器系の病気を回避することができます。
少しでも長生きをしてもらいたいなら、飼い主ができることをちゃんと理解しておこなってあげることが大切ですね。
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