
ラグドールの禅です

飼い主の潤です
「ラグドールの毛色ってたくさんありすぎてわからない・・・」
「毛色ごとに性格の違いはあるの?」
「ちなみにラグドールの価格ってどのくらい?」
このような悩みを解決します。
猫好きなら一度は聞いたことがあるラグドール。
しかし、調べるほどにたくさんの毛色でてきて、どの子をお迎えしようか迷ってしまいますよね。
そこでこの記事では、以下のような経歴をもつ僕が「ラグドールの毛色」について詳しく解説していきます。
- ラグドールを飼育している
- 農学部で生物について学んでいた
簡単に読めますので、ぜひ最後まで読んでお気に入りの毛色をみつけてくださいね。
ラグドールの毛色は240種類のパターンがある
毛色の前に、すこしだけラグドールがどんな猫かをお話します。
ラグドールは1960年頃にアメリカのカリフォルニア州で誕生した猫。
ラグドールは英語でぬいぐるみという意味です。
その特徴はなんといっても毛色の多さ。
すべて合わせると240種類以上のパターンがあるといわれています。
ちなみに性格はこんな感じ。
- 穏やか
- 従順
- 人懐っこい
- 自分からは近寄ってこないが構ってもらえると喜ぶ
また、じっとしていて忍耐強いため室内で飼うのにはぴったりの猫です。
しかし、逆を言えば野性味がないため、自然界では上手くやっていけないともいえます。
毛の抜けが少ないため、毛玉を食べてしまい吐いてしまうなど等のトラブルが少ないのも特徴です。
ラグドールは成長とともに毛色の変化を楽しめる猫種。
それでは、ラグドールの毛色について詳しくみていきましょう。
【ラグドールの毛色:クリームポイント】黄色がかった白がまるでぬいぐるみのよう
クリームポイントは、生まれた時は真っ白で成長するにつれてすこし黄色みがかった毛色になります。
他の毛色と比べて、よりぬいぐるみらしいのが特徴です。
【ラグドールの毛色:レッドポイント】炎のようなポイントが特徴
レッドポイントはクリーム色をベースとし、ポイントとしてオレンジがかったブラウンやレッドブラウンが入ります。
先にお伝えしたクリームポイントと似ていますが、鼻の色で判別が可能です。
レッドポイントの鼻の色は肌色に近くなりますからね。
レッド単色の毛色になる子はほとんどおらず、
- レッドミテッド
- レッドリンクスポイント
- レッドポイントバイカラー
- レッドポイント
に分けられます。
【ラグドールの毛色:ブルーポイント】人気No. 1‼︎スタンダードな見た目
ブルーポイントはラグドールの中で最も人気な毛色。
基本となる毛色はホワイトで、耳・手足・しっぽなどにブルーやグレーのポイントが入ります。
ラグドールは目の色が青いので、ブルーポイントとは相性が抜群。
キリッとした印象になります。

禅くんの毛色は「ブルーポイントバイカラー」です
【ラグドールの毛色:シールポイント】成長につれて特徴的な焦げ茶色に
シールとは英語でアザラシという意味ですが、猫に当てはめると「焦げ茶色」「チョコレート」という意味で使われます。
特徴は耳・鼻先やしっぽの先端などに向かってブラウンのポイントがはいること。
シールポイントの中でも人気な毛色は、白い靴下を履いているように見える「シールポイントミテッド」です。
【ラグドールの毛色:ブルートーティポイント】2色のポイントが特徴的
先に紹介したブルーポイントはブルーとホワイトのポイントがはいる毛色でした。
それに対して、ポイント部分が2倍になるのがブルートーティーポイントです。
子猫の時は判断がしづらいですが、成長とともにはっきりとした色合いになってきます。
ブルーやグレーに近いレッド、ベージュなどの色が混じっていて個体差があるのも特徴です。
ラグドールの毛色にはそれ以外の種類もある
ラグドールは紹介した以外にもたくさんの毛色の種類があります。
例えばこんな感じ。
- 薄茶色のシナモン
- 焦げ茶色のチョコレート
- 子鹿のような色のフォーン
- ピンクがかった薄いグレーのライラック
ラグドールはどの毛色も美しく魅力的ですね。
血統登録機関のTICAが公認するラグドールの毛色【3パターンしかない】
血統登録機関とはThe international Cat Association(通称TICA)とよばれる子猫の登録機関です。
世界最大の血統猫の血統登録機関で、TICAが発行する血統書は世界でも信頼できます。

ちなみにぼくはTICAに登録されています。
血統書付きのネッコです…。
TICAに公認されているラグドールの毛色パターンは次の3つです。
- カラーポイント
- バイカラー
- ミテッド
1つずつ解説していきますね。
【ラグドールの毛色:カラーポイント】体と顔、足や尻尾の色が違う
カラーポイントは顔や手足の色が濃くなります。
濃くなる理由は体温が低いこと。
また濃い部分が焦げ茶色の場合をシールポイント、青い場合をブルーポイントと呼びます。
他にも
- トーティー
- フロスト
- レッド
- ライラック
などのポイントがありますが団体によって基準が異なっており明確ではありません。
【ラグドールの毛色:バイカラー】顔の中心で八の字に色が別れる
いわゆる「ハチワレ」と呼ばれる、耳を含めた顔の真ん中で色が八の字に分かれるのが特徴です。
ちなみに、ラグドールが誕生した当初はバイカラーしかラグドールとして認定されませんでした。
そのため、バイカラーはラグドールの中で最もポピュラーな毛色といえます。

ハチワレの猫がここにいますぞ
ちなみに鼻の周りが白いバイカラーを「にんいく」と呼ぶそうです。
【ラグドールの毛色:ミテッド】白い靴下を履かせたような見た目がかわいい
ミテッドは手足に白い靴下を履かせたようにみえる毛色です。
カラーポイントと同じく、毛色がシール(焦げ茶色)の場合はシールポイントミテッドと呼ばれます。
また、ミテッドはラグドールの生みの親であるアン・ベーカー氏が最も愛した毛色とのこと。
ラグドールの毛色は成長すると変化する
じつは、ラグドールが生まれたときはみんな白い毛並みをしているんです。
そして、生後1週間もするとポイントがでてきて、約3年もすると毛色がはっきりしてきます。
ここまで毛色が変化する猫は少ないのではないでしょうか?
成長とともに毛色が変化するので、観察するだけでも楽しいものです。

禅くんも最初はまっしろでした。
そして、すこしずつ色が濃くなっている…。
成長を感じて愛おしいです。
ラグドールの毛色ごとに性格が違う?
ラグドールが毛色ごとに性格が違うという意見もあるようですが、これはおそらく不正解です。
そもそも性格の違いは、毛色ではなく個体差によるもの。
犬のような性格でおねだりをすることが得意なラグドールもいれば、抱っこされるとだらんとしてしまう猫もいますからね。
一方で、オスとメスでの性格の違いはあるようです。
- メスはマイペースで一般的にイメージされる猫に近い
- オスは活発に動き回る・甘えん坊
な性質があります。
ラグドールの値段はおよそ22万円前後で毛色毎に違う
ラグドールの値段を一覧にまとめてみました。
オス | メス | |
ブルーポイント | 約23万円 | 約24万円 |
シールポイント | 約22万円 | 約23万円 |
クリームポイント | 約22万円 | 約23万円 |
ブルートーティーポイント | 約20万円 | 約23万円 |
レッドポイント | 約25万円 | 約26万円 |
ラグドールはオスよりメスのほうが数万円高くなっていますね。
性別・毛色で値段が変わるので、ラグドールの購入を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
ラグドールは毛色が豊富なぬいぐるみのような猫

さてここまでラグドールの毛色に関して解説してきましたが、お気に入りの毛色は見つかったでしょうか?
ここまでをまとめると、
- ラグドールは気品があふれ飼いやすい猫
- ラグドールは生後0日から毛色の成長を楽しめる
- オスよりメスのほうの値段が高い
ラグドールはほか猫と比べて値段がやや高いものの、人懐っこくて飼いやすい、魅力のあふれる猫種です。
自分の好きな毛色のラグドールをみつけて、生活のなかに癒やしを作ってみてはいかがでしょうか。
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